研究課題/領域番号 |
09671515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
早乙女 紘一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (20045678)
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研究分担者 |
前田 興範 獨協医科大学, 医学部, 助手 (40285903)
酒井 宏哉 獨協医科大学, 医学部, 助教授 (40205711)
玉井 和哉 獨協医科大学, 医学部, 助教授 (40137831)
末永 郁夫 獨協医科大学, 医学部, 助手 (90254979)
倉持 太郎 獨協医科大学, 医学部, その他
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ウイルス / 骨感染 / 実験 / 臨床 |
研究概要 |
myeloblastosis-associated virus type 2を接種した鶏は100羽中5羽(5%の率で)孵化し、外観上異常を呈しており、1ヵ月以内にすべて死亡した。このうち2羽にX線状骨に変化が見られた。 この2羽の鶏と自然発生例の鶏大理石骨病の1羽についてin situ hybridizationを行った。結果は接種しなかった鶏はすべてウイルスを確認できなかったが、接種した2羽と自然発生例の1羽の骨にはウイルスを確認することが出来た。現在骨のどの細胞に感染しているか検討しているところである。 Sterno-cost-clavicular hyperostosisの臨床例は25症例あり、このうち5例は約4年間追跡調査をすることが出来た。それによれば25症例すべてにパラインフルエンザウイルス抗体値が3〜5倍の高値を示し、5例については観察経過中常に高値を示した。またこの5例中3例はサイトメガロウイルス抗体値も高値であった。これら25例から骨生検の承諾が得られずin situ hybridizationを行うことが出来なかった。依然採取したパラフィン包理した標本についても結果はでていない。 鶏の大理石骨病はmyeloblastosis-associated virus type 2の感染で発生することがほぼ証明された。しかし骨内のどの細胞が感染しているのか検討しており、近く確認し学会で報告する予定である。 Sterno-cost-clavicular hypercostosisの臨床例ではパラミキソウイルスの感染の可能性が高いが、骨生検を行うことが出来れば1段と進歩することが予測される。
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