• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

膝半月の修復と再生について-臨床および実験的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 09671516
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

立花 陽明  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (50188265)

研究分担者 日向野 雅典  埼玉医科大学, 整形外科, 助手 (50286085)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード膝 / 半日 / MRI / 修復 / 半月 / 家兎 / 半月縫合
研究概要

研究1 : 切除半月のMR信号強度と組織学的所見の対比
【目的】切除半月の定量的なMR信号強度と組織所見を比較検討し,MR信号強度によって半月の変性の程度を推測できるか検討した。【材料・方法】術前にMRIを施行した半月切除片13半月を材料とした。断裂片のMR信号強度は,膝蓋下脂肪体の信号強度に対するcontrast-to-noise rario(CNR)として算出した。【結果】半月のCNRと組織stageの間に相関はみられず,むしろ,CNRが高くなるにつれて組織は増加した。【考察】半月のMR信号強度と組織所見に関連はみられなかったが,組織学的評価は定性的で,標本の多くがstage2〜3の狭い範囲に分布しており,今回使用した評価法では変性の程度を十分判別できなかった可能性がある。
研究2 : 家兎の膝半月無血行野断裂における修復促進法の比較検討
【目的】家兎膝半月無血行野断裂に対し,種々の修復促進法の効果について検討を行った。【材料・方法】内側半月を全幅1/2の部位で3mm縦切開した後に,縫合のみ,fibrin clotを脛骨側に挿入する,遊離滑膜,自家筋膜(筋膜群),自家骨膜(骨膜群),バイクリル・メッシュ(VM群)で断裂部表面を覆う6群を作成した。術後2,4,6,8週で屠殺し,修復の程度を比較検討した。【結果】組織学的には,VM群8週の2半月では部分的に癒合していたが,他の群では断裂部の修復はみられなかった。一方,筋膜群8週の1半月では,周辺滑膜組織が筋膜片の半月断裂部付近まで侵入し,骨膜群8週の1半月では移植骨膜の半月内縁付近まで達していたが,移植片と半月表面が接着することはなかった。【考察】今回検討した材料の中では,骨膜とバイクリル・メッシュが周辺滑膜の誘導性に優れており,今後は,移植片に侵入した滑膜組織を断裂部に誘導する改良が必要である。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi