研究課題/領域番号 |
09671524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
関 恒夫 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40051594)
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研究分担者 |
中村 俊康 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (70265859)
寺田 信樹 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (20207484)
山田 治基 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (40146626)
山路 哲生 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (80220359)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 三次元MRI / 筋骨格系 / 前腕骨間膜 / 膝十字靭帯 / 半月板 / 半月版 / 3次元MRI / 生体内軟部組織 / 靭帯 / 骨間膜 / fuzzy 推論 |
研究概要 |
本研究は自家開発のFuzzy推論による抽出法を用いた三次元再構成MR画像を用いて、前腕骨間膜および膝関節前および後十字靱帯、半月板などを例に、身体運動中の軟部組織挙動を明らかにするものである。助成期間内に正常ボランティアの前腕20肢、膝関節5肢の撮像を行い、三次元MR画像の再構成を行い、関節運動中の生体内軟部組織挙動の把握、位置情報による前腕回内外運動の三次元運動解析した。前腕骨間膜では回内外運動を中に著明な形状変化が生じること、膜内の形状変化が正常の回内外運同軸に一致した部分では少なく、回旋軸から離れた部分では大きいことが明らかになった。骨間膜の形状変化が生じる部分の膜の厚さが薄く、形状変化の少ない部分の膜の厚さが厚いことから、回旋軸周囲が前腕の支持性に大きく関与することがわかった。さらに薄い膜様部の形状変化が大きいことは回内外運動に合目的で、逆に膜様部の拘縮で回旋障害が生じることが示唆された。画像を用いた三次元運動解析から前腕骨間膜の形状変化の原因は橈尺骨間の距離変化と最大回内位での橈骨の挙側変位と尺側変位にあることが明らかになった。膝関節では三次元MR画像の合成に成功したが、画質は不良であった。この原因は使用したMR機種が膝関節運動の可能なopen型常伝導0.2T機種であったことが考えられた。矢状断像と冠状断像から半月板の膝関節屈曲時の後方移動と十字靱帯の緊張が示唆されたが、三次元MR画像ではあきらかな軟部組織挙動は判らなかった。
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