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前立腺癌の進行に関連する糖鎖の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09671620
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関福井医科大学

研究代表者

秋野 裕信  福井医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (90159335)

研究分担者 岡田 謙一郎  福井医科大学, 医学部, 教授 (60026838)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード前立腺癌 / レクチン組織化学 / PNA / UEA-1 / 生存率 / レクチン / モノクロナル抗体
研究概要

1.PNA染色性はBPHの管腔側分泌細胞でわずかであり、偶発癌で高く、進行癌で低下した。UEA-1染色性はPNAと同様にBPHの管腔側分泌細胞でわずかであり、偶発癌ではA1、A2と病期が進行するとともに染色性が亢進した。進行癌での染色性は病期A2と同等であった。PNA、UEA-1染色性と組織学的分化度との間には関連性を認めなかった。
2.DNA ploidy patternとPNA、UEA-1染色性は関連しなかったが、高分化偶発癌の細胞内でのPNA染色陽性部位はdiploidとnon-diploidで異なった。UEA-1染色性と癌占有体積の間に正の相関性を認めた。
3.臨床病期C、Dで、PNA染色性が2+以上の症例の癌特異的生存率は1+以下に比較して良好であった。UEA-1染色性は予後と関連しなかった。
以上からPNAおよびUEA-1結合糖鎖は前立腺上皮の癌化に関連していた。そして、PNA結合糖鎖は癌のアンドロゲン依存性と関連することが示唆され、PNA染色性は進行癌の予後予測因子して有用であると考えられた。UEA-1染色性は偶発癌の体積と関連し、UEA-1結合糖鎖の発現は癌の進行と関連するものと考えられた。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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