研究課題/領域番号 |
09671645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
藤岡 知昭 岩手医科大学, 医学部, 教授 (80173409)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | テロメラーゼ活性 / テロメラーゼ・サブユニット / TRAP法 / RT-PCR法 / 腎癌 / 膀胱癌 / 癌遺伝子 / 腫瘍マーカー / テロメラーゼ / 分子生物学 / テロメラーゼ・サブセット / hEST2 / hTRT / TLP1 / TPI / 膀胱正常組織 / 集団検診 / 尿剥離細胞 / TRAP Assay / 前立腺癌 / テロメア長 / サザンブロツト法 |
研究概要 |
根治的腎摘出術を施行した腎癌および非癌部(正常部)対しamplication protocol(TRAP)assayキット(BOEHRINGER MANNHEIM GmbH Germany・日本遺伝子研究所、仙台)よりテロメラーゼ活性発現を検討した。腎細胞癌46症例の60%でテロメラーゼ活性を認めたが、近接正常組織ではこの酵素活性を認めなかった。病理組織学的所見および臨床経過と比較検討では、テロメラーゼ活性発現と、腫瘍径、進展度、組織亜型およびDNA ploidy型との間に相関を示さなかったが、腫瘍の分化度および血清IAP濃度との間に正の相関を示した。したがつて、腎細胞癌において、テロメラーゼ活性の発現の検討は、スクリーニングとしての役割は限られててるものの、予後不良の因子となりうることが示唆された。 次に、膀胱癌に対するTRAP法の特異度を改善する目的で、テロメラーゼ・サブユニット関連遺伝子発現を検討した。膀胱全摘除術およびcold cup biopsyにより得られた膀胱癌組織および膀胱正常組織において、テロメラーゼ構成要素であるhEST2/hTRTおよびTLP1/TP1mRNAの2種のサブユニットをRT-PCR方により検討した。検体よりTotal RNAを抽出し、1μg相当のRNAを採取した。RNA PCR core kit Gene Amp^<TM>(Roche Morecular System)を用いてRT法を行い、cDNAを合成、特異的なブライマーによるPCR反応で、目的とするTLP1/TP1,hEST2/hTRT遺伝子を増幅した。陽性対照はGAPDHを用いた。増幅されたPCR産物はアガロースゲル上で電気泳動しトランスイルミネーターで可視化し検索した。 膀胱癌組織27例において、hEST2/hTRTは全例で、また、1LP1/TP1は25例(92%)でおのおの発現を認めた。膀胱正常組織では全例でhEST2/hTRTの発現を認めなかったが、TLP1/TPlは60%でその発現を認めた。よって、RT-PCR法のによるhEST2/hTRT遺伝子発現の検索は膀胱癌のスクリーニングに利用できるものと考えらた。
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