研究課題/領域番号 |
09671685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大濱 紘三 広島大学, 医学部, 教授 (20034118)
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研究分担者 |
中田 奈央 広島大学, 医学部・附属病院, 医員
三春 範夫 広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (30253082)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 卵子 / 未受精卵 / Fluorescence in situ hybridization / FISH / 染色体異常 / fluorescense in situ hybridization / fluoreseence in situ hybridization / FLSH / 漸進固定法 / 体外受精 / 顕微授精 |
研究概要 |
未受精卵の染色体をfluorescence in situ hybridization(FISH)法を用いて分析した。体外受精や顕微授精で受精しなかった未受精卵を、日本産科婦人科学会の会告に従って患者の同意を得た上で用いた。まず、透明帯を除去した後に低張処理し、漸進固定法により各卵をスライド上に固定した。その後、標本を脱水乾燥してFISH法に供した。FISH法はdual-color法またはtriple-color法で行い、dual-color法では、DNAprobeとして18番染色体とX染色体のαサテライト領域に特異的なジゴキシゲニン標識のD18Z1,ビオチン標識のDXZ1を用い、18番染色体を赤いシグナル、X染色体を緑のシグナルとして蛍光顕微鏡下に判定した。また、trible-color法では、DNAprobeとして、ジゴキシゲニン標識とビオチン標識のD18Z1を1:1にミックスしたもの、ビオチン標識のDXZ1、ジゴキシゲニン標識のD21S65を用い、18番染色体を黄色いシグナル、X染色体を緑、21番染色体を赤いシグナルとして判定した。また、シグナルの検討に加え、DAPIのフィルターで染色体の数や形状の検討も同時に行った。dual-color法では29個の分析卵のうち23個に、シグナルを認め、すべてが正常卵であった。trible-color法では192個の分析卵のうち171個に判定可能なシグナルを認め、18番、21番、Xのシグナルが1つずつ認められ正常と思われた卵が158個で、残りの13個の卵に異常を認めた。その内訳は、二倍体が8個、21番染色体の欠失が1個、21番染色分体の欠失が2個、21番染色体のdisomyが1個、X染色分体の欠失が1個であった。年齢別の検討では、29歳以下では41個のうち3例(6.8%)、30〜35歳では91個のうち7個(7.1%)、36歳以上では35個のうち6個(14.6%)に染色体異常が認められ、36歳以上の例で卵で染色体異常率が高かった。今回の研究により、FISH法は未受精卵の異数性染色体異常を分析する上で有用な方法であることが示された。また、未受精卵の異数性染色体異常率は母体が高齢になるにしたがって高くなることが示唆された。
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