研究課題/領域番号 |
09671732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
青柳 優 山形大学, 医学部, 教授 (40107181)
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研究分担者 |
鈴木 豊 山形大学, 医学部, 助手 (70250925)
横田 雅司 山形大学, 医学部, 助教授 (80166884)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 他覚的聴力検査 / 聴性定常反応 / 変調周波数追随反応 / 複合振幅変調音 / コンピュータ解析 / 位相スペクトル解析 / 閾値自動判定 / 」聴性定常反応 |
研究概要 |
本研究の目的は,80Hz,AMFRによる他覚的聴力検査法において最も大きな問題であった検査時間を短縮すべく、multiple simultaneous stimuliを刺激音として用いてAMFRを施行しAMFR閾値のみからオージオグラムに相当する聴力像を描くことができる装置を開発することにあった。 Multiple simultaneous stimuliに用いる複合振幅変調音の作成は、汎用パソコン(NEC PC9821Xa7e)を用いて汎用プログラミングソフト(Labview)により作成した。解析法としてSynchrony measure法を用いた場合、複合振幅変調音の2つの変調周波数の差が10Hzある場合は、同時に2つの明瞭な反応を記録できることが判ったが、synchrony measure法とmagnitude-squared coherence法併用の解析プログラムを用いても、反応検出に要する時間は大差なかった。そこで検査時間短縮のために、反応波形と同時に変調波形を記録して変調波形の位相90゚のある点を基準として変調波形上でそこから続く10の同位相のポイントをトリガーとして、それぞれのトリガーポイントより記録波形上で512ポイントの10本の波形を切り出して、synchrony measure法ににより解析する方法を考案した。これにより検査時間を約1/3に短縮することできた。また、この手法を用いて正弦波的振幅変調音に対する短音のsimaltaneous maskingの効果を検討したところ、40HzAMFRより80HzAMFRで短音による遮蔽効果が大きく、周波数特異性が高いことが再確認された。
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