研究課題/領域番号 |
09671754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
松田 圭二 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (40253835)
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研究分担者 |
小宗 静男 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (10117434)
東野 哲也 宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (80145424)
春田 厚 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (90201722)
坪井 康浩 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (70284841)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | グルタミン酸 / 微小透析 / 内耳 / 外リンパ / グルタミン酸トランスポーター / 高カリウム / カナマイシン / 虚血 / マイクロダイアリシス / オンライン / カルシウム依存 / AICA / GLAST |
研究概要 |
微小透析法を内耳液の分析に応用、測定系に酵素蛍光分析法を採用して鼓室階外リンパ液中のグルタミン酸濃度を従来法に比べきわめて生理的にしかも良好な時間分解能で解析することが可能になった。この実験系を用いて(1)高カリウム液潅流時にグルタミン酸は2相性に放出され、しかも最初の成分のみがカルシウム依存性を示すことを示した(BrainRes.794(2),343-346,1998)。(2)また、後下小脳動脈(AICA)結紮による蝸牛虚血時に反応性のグルタミン酸濃度上昇を認めた(Acta Otolaryngol.1998(in press))。(3)また、カナマイシンとエタクリン酸同時投与時にグルタミン酸濃度上昇を認め、有毛細胞障害とグルタミン酸との関連を考察した(Brain Res.投稿中)。またこれに関連して内耳リンパ液のグルタミン酸濃度と密接な関係にあるグルタミン酸処理機構の病態への関与を検討するため、グルタミン酸トランスポーターのうちGLASTのmRNAをNorthern法で定量する実験を行った。カナマイシンによる有毛細胞傷害の過程でGLAST mRNA発現量が増加することを証明した(Hear.Res.1999(in press))。
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