研究課題/領域番号 |
09671770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
三輪 正人 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (80247650)
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研究分担者 |
小森 真由美 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手
高須 昭彦 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (90140011)
岩田 重信 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90084558)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 気道分泌 / イオンチャンネル / パッチクランプ / 繊毛上皮細胞 / マクロライド剤 / イオンチャネル / 気動分泌 / primary culture of epithelial cells |
研究概要 |
1.従来、気道分泌は、粘膜上皮の杯細胞、粘膜固有層の腺細胞によりおこなわれているとされてきたが、気道上皮を構成する細胞の多くは繊毛細胞であり、その異常は上・下気道を問わず気道の病態形成に重要な役割を果たしていると考えられる。まず、代表的なクロライドチャンネルであるCystic fibrosis transmembrane regulator(CFTR)抗体を用い免疫組織化学的検査をおこなった。結果、腺細胞だけではなく、繊毛上皮細胞管腔側に存在していることを確認した。 2.次に、繊毛運動が保たれたモルモット気管上皮細胞を単離した状態で、正立鏡筒上下型のノマルスキー微分干渉顕微鏡を用い標的細胞を確認しながらパッチクランプを適用し繊毛運動のビデオ記録と同時にホールセルレコーディングが可能なシステムを開発した。 3.このシステムを用い、β作動性、プリン作動性、コリン作動性刺激により活性かされるクロライドチャンネルが、気道繊毛上皮細胞に存在していることを証明した。 4.気道繊毛上皮細胞のクロライドチャンネルの活性化は14員環マクロライド剤により抑制され、16員環マクロライド剤では変化を受けなかったことが認められた。 5.アレルギーでみられる気道分泌の亢進は、腺分泌のみではく繊毛上皮細胞による上皮分泌も関与していることが示唆された。
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