研究課題/領域番号 |
09671787
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山下 英俊 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (90158163)
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研究分担者 |
田中 義和 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20292922)
相原 一 東京大学, 医学部・附属病院, 助手
永原 幸 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50262134)
小幡 博人 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80224301)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ラット網膜 / 発生 / 網膜芽細胞腫 / TGF-β / 受容体 / アクチビン / 骨形成因子 / RCSラット / アリチビン / 分化 |
研究概要 |
ラット網膜発生にともなうTGF-βスーパーファミリー受容体の発現について検討した。TGF-β受容体は出生前後から網膜細胞に蛋白質レベルで発現され、出生前よりTGF-βの作用が発揮されている。アクチビンの作用のうちアクチビンI/アクチビンII型受容体を通しての作用は生後9日頃から発揮され、アクチビンIB/アクチビンII型受容体を通しての作用は出生前後から発揮される。BMPについてはBMP R-IA/BMP R-IIを介するシグナルは出生前後から、BMP R-IB/BMP R-IIを介するシグナルは生後9日頃から発揮される。それぞれの機能の差が示唆された。培養網膜未分化組胞の分化の分子制御を、網膜芽細胞腫細胞株をもちいて検討した。TGF-βによる細胞増殖作用を喪失しており、TGF-βII型受容体のmRNAレベルでの発現抑制によるのものであることが判明したTGF-βII型受容体遺伝子の変異はみられず、発現を制御している領域の変異が示唆された。これら細胞株にはTGF-βの細胞内シグナル伝達分子(Smad2,Smad3.Smad4)のmRNAは正常に発現しており、TGF-β受容体遺伝子導入を行うとTGF-βのシグナル伝達の回復がみられた。網膜細胞は未分化な状態からTGF-βスーパーファミリーに対する感受性は発現されており、分化にTGF-βスーパーファミリーが重要な働きをしていることが明らかになった。網膜色素変性モデルラットでの検討を網膜色素変性モデルラットであるRCSラットにおける網膜変性前のアポトーシスシグナル伝達分子を検討した。神経細胞のアポトーシスを制御しているApotosis Signak-regulating Kinase-1(ASK-1)とその下流に位置するJNK,p38について検討したところ、RCSラットでは網膜変性発症直前の段階でASK-1の機能不全が起こっていることが示唆された。RCSラットの網膜変性はASK-1に関与するアポトーシスの制御メカニズム障害の可能性が考えられた。
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