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ぶどう膜炎に対する眼内への遺伝子導入による治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09671803
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関九州大学

研究代表者

川野 庸一  九大, 医学部, 講師 (90211185)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードぶどう膜炎 / 遺伝子治療
研究概要

アデノウイルスベクターにlacZ遺伝子を組み込みラットの前房内、硝子体腔内、網膜下に注射して眼組織細胞内への遺伝子導入の効率を調べた。その結果、前房内に入れた場合主に角膜内皮細胞に、硝子体腔内に入れた場合は網膜神経節細胞に、網膜下に入れた場合は網膜色素上皮や脈絡膜血管内皮細胞に遺伝子が導入された。
次に、炎症眼における遺伝子導入の効率およびその変化を調べた。ルイスラットを予め完全フロイントアヂュバント(CFA)に混入したウシInterphotoreceptor retinoid binding protein(IRBP)由来ペプチド抗原で免疫することによって実験的自己免疫性ぶどう膜炎(EAU)を生じさせた。lacZ遺伝子を組み込んだベクターの前房内注入を行った。対照照(正常)眼と比較した場合、前房隅角組織への取り込みは炎症眼では明らかに抑制された。しかし、網膜下に注入した場合は、網膜色素上皮細胞や炎症細胞に遺伝子が導入された。このことは、ぶどう膜炎発症時の眼細胞にも遺伝子導入が可能なことを意味するので、次の段階である機能的遺伝子導入によるぶどう膜炎の制御につながるものといえる。しかしながら毛様体など前眼部ぶどう膜組織への遺伝子導入にはベクターの投与経路に更なる工夫を要すると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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