• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

無ガンマグロブリン血症におけるT細胞機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09671934
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関日本大学

研究代表者

小宮山 一雄  日本大学, 歯学部, 助教授 (00120452)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードhypogammglobulinemia / IgA deficient / aly / aly mouse / FACS / RT-PCR / secretory component / cytokine / IL-2 / AGAMMAGLOBULINEMIA / Cytokine / Lymphocyte / Secretory component / hypogammaglobulinemia
研究概要

無ガンマグロブリン血症およびT細胞機能不全をしめすaly/alymouseをもちいて、T細胞機能を検討した。Aly/alyマウスは、alyと名ずけられた遺伝子の突然変異により原発性免疫不全をしめすが、今だ不明な点が多い。始めに、本マウスの免疫担当臓器および無ガンマグロブリン血症の病態を明らかにするために、免疫組織学的検討をおこなった。本マウスの胸腺、脾臓、骨髄において、免疫産生細胞はわずかにIgM産生細胞を認めるのみで、IgA.IgG産生細胞は認められなかった。また胸腺においては皮質と髄質の境界が明らかでなく、脾臓においては瀘胞の形成が低下していた。血清のELISA解析で、IgA,,IgGは見られず、IgMは正常マウスの1/3程度であった。FACSによるリンパ球の解析ではT/B細胞比率は変化ないが、脾臓は小さく、全リンパ球数は低下していた。CD3およびPMAによりT細胞を刺激したがコロニー形成が著しく低下していた。また、DNP-HAS抗原刺激にも抗体産生は認められなかった。T細胞の産生するサイト力インをRT-PCR法で検討し、INFγ,IL-6,IL-5、TNFα,TGFβの産生に異常はなかったが、lL-2産生が欠如していた。FACS解析ではIL-2レセプターは正常であった。異常の結果から、本マウスにおいてIL-2産生の欠如が病因のひとつであることが明らかになった。次いでIL-2プローモーター領域の解析をおこなったが、異常は認められなかった。また本マウスのIL-2遺伝子解析およびシグナル伝達機構を継続して検討している。
上記の研究成果について、9th International Congress of Mucosal Immunology(1997、Sydney)で発表した。また10th International Congress of Mucosal Immunology(1999、Amsterdam)で発表予定である。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi