研究課題/領域番号 |
09671977
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
田村 尚治 福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (30113129)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | Er : YAGレーザー / 辺縁漏洩 / メルコックス・ローダミン法 / コンポジットレジン / トンネル窩洞 / Er:YAGレーザー / メルコックス・ロ-ダミン法 |
研究概要 |
近年開発されたEr:YAGレーザーを使用して窩洞形成を行った。5級規格窩洞で必ず辺縁漏洩が見られるLIと辺縁漏洩が認められないMZの2種のコンポジットレジンを充填し、2000回のサーマルサイクル後メルコックス・ローダミン法による辺縁漏洩試験法で辺縁漏洩を観察した。 実験1では(1)Er:YAGレーザーのみで臼歯に5級窩洞を形成(2)べベルのみをEr:YAGレーザーで形成(3)窩底及び側壁にEr:YAGレーザーを照射した窩洞(3)窩底及側壁にEr:YAGレーザーを照射した窩洞の3種の窩洞に酸処理の有無を加味しコンポジットレジン修復を行った。 実験2では隣接面の初期齲蝕を想定し、小臼歯にトンネル窩洞を形成した。(1)従来のエアータービン、電気エンジンでトンネル窩洞を形成(2)Er:YAGレーザーを軟化象牙質の除去に使用した窩洞を形成した。この2種の窩洞に実験1と同様に酸処理の有無を加味しコンポジットレジン修復を行った。 結果 1. Er:YAGレーザー単独での窩洞形成は無理であり、軟化象牙質の除去に使用するのが有効である。2.レーザーエッチングは時により期待出来ない場合があり、酸処理時間や方法の改良、ボンヂング材の改良などが必要である。トンネル窩洞ではレーザーの使用は辺縁漏洩を増す危険性がある。 3. 5級窩洞で辺縁漏洩を示さないコンポジットレジンを使用してもトンネル窩洞では辺縁漏洩が見られることがあり、それは隣接面のエナメル質歯頸部である。
|