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誤嚥性肺炎の歯科的予防に関する研究−嚥下機能の加齢変化と咬合の関与−

研究課題

研究課題/領域番号 09671983
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

渡辺 竜登美 (渡邊 竜登美)  医科歯科大, 歯学部, 助手 (10230971)

研究分担者 鈴木 哲也  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (60179231)
石鍋 聡  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (10232323)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード誤嚥性肺炎 / 嚥下機能 / 実験義歯 / 実験口蓋床 / 圧センサー / 筋電図
研究概要

本研究は誤嚥性肺炎を歯科的に予防するために、嚥下機能の非侵襲的な評価システムを開発し、さらに嚥下機能の加齢変化と咬合の関与についての解明を目的としたものである。研究は以下の順序で行った。
1.高齢者に適した非侵襲的な嚥下機能評価システムの開発
2.嚥下機能の加齢変化についての検討(若年者と正常咬合高齢者の比較)
本研究では、誤嚥性肺炎のハイリスクグループ患者のスクリーニングとして用いることを考慮し、これでに行われていたX線映画法や経鼻的にチューブを用いる方法とは異なり、非侵襲的に嚥下機能を評価できるシステムを開発した。この嚥下機能評価システムはレスピレトリ-バンドを用いて呼吸運動を測定し、あわせて顎下筋電図の測定をおこない嚥下時の筋活動の潜時と筋電図積分値を計測するものである。測定に際しては、一定量の水を口に含ませ合図と同時に嚥下させた。まずは、システムの有効性を確認するために若年者を対象として再現性の検討を行った。同一被験者に大使、日を変えて測定を行ったところ高い再現性が認められ、システムの有効性が確認された。
次に、高齢者のデータを採取するに当たり、当科で作成した咬合診査表およびデンタルプレスケールを用いて高齢者の咬合支持および咬合機能を評価し被験者を3グループに分けた。それぞれに対して、若年者と同様の検査を行い比較検討した。喪失歯の多いグループで若年者に比べてわずかに顎下筋電図の潜時が延長する傾向がみられたが、有意差は認められなかった。
今後は、嚥下運動に大きな影響を及ぼしている舌運動に注目し、圧センサーを埋入した実験義歯および実験口蓋床を製作し、より詳細な嚥下機能の検討を行う予定である。また、全部床義歯装着時と非装着時の嚥下機能を比較する。なお、現在までに得られた結果の一部を平成10年度第9回老年歯科医学会学術大会において発表するため、その申請手続きを済ませている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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