研究課題/領域番号 |
09672039
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
朝比奈 泉 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (30221039)
|
研究分担者 |
大井田 新一郎 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (10114745)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | BMP / OP-1 / Smad / cbfa-1 / 情報伝達 / Cbfa-1 |
研究概要 |
1) マウスSmad-1のリン酸化 マウス骨髄細胞由来ストローマ細胞ST-2よりクローニングしたmSmad-1遺伝子をBMPに反応性のあるST2細胞に導入し、OP-1/BMP-7、BMP-2、TGF-βを作用させるとmSmad-1がリン酸化されることが分かった。ST2細胞はBMPに反応して骨芽細胞の表現系を発現することから、骨芽細胞の分化においてもSmad-1が情報伝達物質として働いていることが示唆された。しかし、ST2はTGF-βを作用させても骨芽細胞への分化は誘導されないことから、骨芽細胞への分化にはSmad-1による情報伝達以降の経路が重要である。 2) cbfa-1の発現誘導 mSmad以降の情報伝達をつかさどる転写因子として、最近、骨形成において重要な役割を果たしていることが示されたrunt系転写因子であるcbfa-1の発現について検討してみた。その結果、ST-2およびマウス頭蓋骨由来骨芽細胞様細胞MC3T3-El細胞にOP-1を作用させることにより、48時間後にはcbfa-1遺伝子の発現量が2-3倍程度増加することが分かった。このことよりBMPの情報伝達はSmadを介してcbfa-1に伝達され、骨芽細胞の分化を促進している可能性が示唆された。
|