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ヒトロ腔癌および実験的発癌過程におけるテロメラーゼ活性と抑制遺伝子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09672048
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

上山 吉哉  岡山大学, 歯学部, 助教授 (00168668)

研究分担者 佐々木 朗  岡山大学, 歯学部附属病院, 講師 (00170663)
松村 智弘  岡山大学, 歯学部, 教授 (00028747)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードテロメラーゼ / 口腔癌 / 癌化学療法 / シスプラチン耐性細胞
研究概要

本研究目的は、細胞の寿命に関与しているテロメラーゼに注目し、特に癌細胞ではテロメアを付加・伸長させるテロメラーゼにより細胞分裂を無限に行うことを可能にしていると報告されているので、癌の増殖を抑制する抗癌剤がそのテロメラーゼにいかに影響を及ぼすかを検討した。本研究では抗癌剤として現在あらゆる領域で最も使用頻度の高い抗癌剤であるシスプラチンを用いた。
当科が治療を行った口腔悪性腫瘍患者からの臨床検体では約8割にテロメラーゼ活性が高値を示したことより、テロメラーゼは抗癌剤の標的になりうると思われた。
扁平上皮癌細胞株A431とそのシスプラチン耐性株とを用いたin vitroの実験で親株に比し耐性株においてテロメラーゼ活性の上昇が認められた。扁平上皮癌細胞株A431およびそのシスプラチン耐性細胞株C-1,C-2をヌードマウスの背部皮下に移植しシスプラチンの投与を行ったin vivoの実験で、A431群では主要重量の減少が認められた。しかし、C-1,C-2では腫瘍重量は増大し抗腫瘍効果は認められなかった。さらにシスプラチン投与後の各群から摘出した腫瘍のテロメラーゼ活性を測定したところ、A431ではテロメラーゼ活性の著しい抑制が認められたが、C-1,C-2ではテロメラーゼ活性のわずかな減少を認めただけであった。このことはin vitroの結果と同様の結果を示した。また、A431,C-1,C-2さらにヒト口腔癌由来の扁平上皮癌細胞株であるHSC2,KB,HSC3,HSC4を用いて各細胞株のシスプラチン感受性とテロメラーゼ活性との関係を検討したところ、シスプラチン感受性の低い細胞株ほどテロメラーゼ活性の上昇を認め、シスプラチンの抗腫瘍効果とテロメラーゼ活性との相関が示された。
以上の結果より、臨床においてシスプラチンを用いる場合、シスプラチン感受性の指標としてテロメラーゼ活性の有用性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 鈴木淳之: "扁平上皮癌細胞株におけるテロメラーゼ活性に対するCisplatinの影響に関する研究" 岡山歯学会誌. 18(投稿中). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Atsushi Suzuki: "An effect of cisplatin on telomerase activity in squamous cell carcinoma cell lines." J.Okayama Dent.Soc.(in press). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木淳介: "扁平上皮癌細胞株におけるテロメラーゼ活性に対するCisplatinの影響に関する研究" 岡山歯学会雑誌. 18(1). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2025-11-20  

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