研究課題/領域番号 |
09672228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 隆一郎 大阪大学, 薬学研究科, 助教授 (50187259)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | SREBP / コレステロール / HMG CoA合成酵素 / スクアレン合成酵素 |
研究概要 |
SREBPは脂肪酸合成、コレステロール代謝関連遺伝子の転写調節の中心的役割を担う調節因子である。HMG CoA合成酵素、スクアレン合成酵素遺伝子のプロモーター領域は、SREBPとNF-Y結合部位をそれぞれ複数個持つ特徴を持ち、これら遺伝子の活性調節機構を明らかにする目的で実験を行った。その結果、いずれの遺伝子でも複数個存在するSREBPとNF-Y結合部位が協調的に転写調節に関わる事実を明らかにすることができた。さらに、SREBPとNF-Y結合部位の距離を8-32塩基の間で変動させ、転写調節に及ぼす影響を観察したところ、16-20塩基の距離で最も強い転写調節活性が見られ、2種類の転写調節因子がDNAとの結合を介してinteractionすることが明らかになった。 SREBPには2種類の遺伝子によりコードされるSREBP-1とSREBP-2が存在し、その役割分担に関する知見はほとんどない。そこでHeLa細胞にlac Iを発現させた細胞株を樹立し、これに培地にIPTGを添加したときのみ一過的にSREBP-2を発現するプラスミッドを導入した“23-11"細胞を獲得した。“23-11"細胞をIPTGを含む培地で培養すると、SREBP-2の発現が亢進し、それに伴い応答遺伝子の転写も亢進した。コレステロール代謝関連遺伝子mRNAが数倍の上昇を示したのに対し、脂肪酸合成酵素遺伝子mRNAはほとんど上昇が見られなかった。また、[^<14>C]酢酸を用いた取り込み実験では、コレステロール合成の有為な上昇が認められたのに対し、脂肪酸合成は上昇しなかった。これらの事実は、SREBP-2は主にコレステロール代謝関連遺伝子の転写調節に関与し、脂肪酸合成関連遺伝子の転写調節にはほとんど寄与しないことを示唆している。
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