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新規セカンドメッセンジャーCADP−リボースの安定な活性等価体の設計と合成

研究課題

研究課題/領域番号 09672272
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医薬分子機能学
研究機関北海道大学

研究代表者

周東 智  北大, 薬学部, 助教授 (70241346)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードcADP-リボース / セカンドメッセンジャー / ヌクレオチド / 分子設計 / 配座制御
研究概要

最近、細胞内のCa動員を担う新しいセカンドメッセンジャーとしてサイクリックADP-リボース(cADP-リボース)が見いだされたが、酵素的に速やかに代謝されるばかりか、中性水溶液中でさえ容易に加水分解を受ける(半減期40時間)程不安定なために、その機能は十分解明されるに至っていない。
cADP-リボースはADPリボースのリボース部1-位とアデニン環のN1-位が分子内で、β-グリコシド結合した大環状構造を有するが、この分子内N-グルコシド結合がcADP-リボース水解酵素による切断部位であり、また、非酵素的にもこの部位で加水分解されることが知られている。即ちcADP-リボースの不安定性の原因は、このN-グルコシド結合にある。この知見より申請者は、生物学的にも化学的にも安定なcADP-リボースの等価体としてリボース環の酸素原子をメチレンで置き換えたcADPーカーボサイクリックリボースおよびそのイノシンアナログであるcIDPーカーボサイクリックリボースを設計し、合成を計画した。
今年度は、先ずより合成容易と考えられるcIDPーカーボサイクリックリボースの合成を検討した。その結果、シクロペンタジエンを原料に酵素的光学分割を経てカーボサイクリック部を構築し、イノシンユニットと縮合後、数行程を経て目的化合物を合成することに成功した。
現在、この方法を応用して次の目的化合物であるcADPーカーボサイクリックリボースの合成を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Shuto: "Synthesis of cyclic IDP-carbocyclic-ribose,a stable mimic of cyclic ADP-ribose." J.Org.Chem.(in press). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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