研究課題/領域番号 |
09672304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40225230)
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研究分担者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50223582)
宇宿 功市郎 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (30281223)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | セキュリティ / 暗号 / 認証 / ファイアウォール / Virtual Private Network / SOCKSVPN / RADIUS / 病院情報システム / 医療情報システム / イントラネット / データウェアハウス / 動画像オン・デマンド・システム / インターネット |
研究概要 |
本格的なインターネット普及の時代を迎え、情報システムの使命は、処理・蓄積から、伝送・共有へとかわりつつある。しかし、医療情報は、患者の個人情報であるという性格上、安易にネットワークで流通できるものではない。本研究では、医療情報を関連施設間で安全に交換可能とするネットワークシステムを開発し、実際に医療情報を安全かつ円滑に共有可能であるか検証した。今回の実験システムでは、ATMネットワーク上に病院情報システムVLAN、遠隔診断VLANを構築し、遠隔診断VLANと病院情報システムVLANの間をFire Wallで接続し、インターネットと遠隔診断VLANとの間をFire Wallで接続した。このFire WallはSOCKSVPNと呼ばれるVPN(Virtual Private Network)機能を有している。遠隔診断VLANには、鍵管理サーバ、RADIUS認証サーバ、情報共有サーバ、電子メールサーバ、アクセスルータを設置した。本実験システムの評価は、以下の手順で行った。医療情報テストデータとして患者情報(病名・検査結果等)、教育用の動画像(MPEG)を情報共有サーバに登録し、施設外端末と想定した2つの端末(INS64回線でアクセスルータ経由で接続する端末と、インターネットからVPNで接続する端末)による、ファイル転送、電子メール送受信及び画像共有システムの運用試験を行った。アクセスルータによる接続実験では、Secure IDカードが表示するパスワードを入力してネットワークに接続した後、一定時間が経過し表示されるパスワードが変更されると旧パスワードではログイン不能となった。物理的な鍵と同等のセキュリティレベルであることを確認できた。FTPによる伝送性能は62±2kbpsと遅延はみられなかった。SOCKSVPNによる接続実験では、メールの到着確認を行った場合、初回認証時に12±2sを要した。認証キャッシュが利く2回目以降は3±1sであった。画像ファイル(95kbyte)をメールに添付した場合は27±2sであった。FTPを用いて同じ画像を転送した場合の通信速度は51±4kbpsと大きな遅延はみられなかった。以上の実験より、大きな遅延もなく安全な情報共有が可能であることを証明できた。
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