研究課題/領域番号 |
09672322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
中 充子 三重大学, 医学部, 助手 (10093139)
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研究分担者 |
西村 有平 三重大学, 医学部, 助手 (30303720)
伊奈田 宏康 三重大学, 医学部, 助手 (90283522)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | カルシウム結合蛋白質 / S100L / 異遺伝子発現 / 情報伝達 / 好酸球 / 走化性蛋白質 / 蛋白質リン酸化酵素 / 抗アレルギー薬 / 遺伝子 / 好酸球定化性 / 好酸球走化性 |
研究概要 |
気管支喘息をはじめとする各種アレルギー疾患において、病変局所に活性化好酸球の浸潤が認められ、アレルギー反応における好酸球の役割が注目されている。好酸球も、他の白血球と同様に骨髄で増殖分化し、別の組織において機能を発揮する。そのためには、何らかのシグナル伝達機構を介して病変組織へ浸潤すると考えられる。すでに、好酸球におけるいくつかのリガンドやレセプターが明らかにされ、各々のシグナル伝達機構についても解析されている。しかしながら、各種アレルギー疾患における各々のリガンドやシグナル伝達機構の役割については、不明な点が多く残されている。我々は、従来よりカルシウム結合蛋白質を介するシグナル伝達機構に関して研究してきた。さらに、その一つであるS100蛋白質に注目し、新しいファミリーを精製、cDNAクローニングし、各々のS100蛋白質ファミリーの分子機能を解析した。その結果、S100Lにおける強力な好酸球走化性活性を見い出した。現在、好酸球の走化性因子としては、補体、PAF,LTB4,インターロイキン5等が知られている。しかし、これらが、どの病態に関与するか、また、それぞれの病態での役割は不明であるのが現状である。カルシウム結合蛋白質、S100Lの好酸球刺激により新しいG蛋白質結合型受容体を介した、MAPキナーゼの活性化がみられたことから、本研究ではその特異的抗体と既存の抗アレルギー薬と比較しその情報伝達系の解析を行った。さらに、蛍光ディファレンシャルディスプレイ法(FDD)により変動する遺伝子群を多数見い出しており、そのシグナル伝達機構を解析中である。さらに、それらの蛋白質のうち特にRaf-1、MAPキナーゼ、プロテインキナーゼC等の蛋白質リン酸化酵素の基質になる組換え蛋白質の発現および精製方法の検討は現在進行中である。
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