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癌化学療法による副作用軽減に及ぼすリラクセーション効果の比較

研究課題

研究課題/領域番号 09672408
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 看護学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

荒川 唱子  福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (30291561)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード癌化学療法 / 副作用 / リラクセーション / 漸進的筋弛緩法 / イメージ法 / がん化学療法
研究概要

本研究の目的は、癌化学療法の副作用に及ぼす漸進的筋弛緩法(PMR)及び誘導イメージ法(GI)の効果と技法による効果の違いを明らかにすることである。研究にはプレテスト・ポストテストコントロールグループデザインを用いた。対象は某大学病院及びがん専門病院に入院し、がん化学療法を受ける患者60名であった。これらの対象者を漸進的筋弛緩法(PMR)、誘導イメージ(GI)、対照群のいずれか3グループに分けた。PMR群には漸進的筋弛緩法、GI群には誘導イメージ法、対照群には病棟で行われる化学療法の方針に従うよう指導した。また、調査者は一日1回対象者に会い指導を継続した。
データ収集には、日本語版Rhodes嘔気・嘔吐尺度と不安尺度(STAI)の2種類を用いた。
化学療法が開始される3〜7日前に、被験者全員に2尺度を用いてプレテストを行い、ポストテストは化学療法が開始される2時間前に実施した。嘔気・嘔吐に関しては、さらに、化学療法開始後12時間ごとに2日目まで4回測定した。
設定された4つの仮説検証には、繰り返し分散分析法とt-テストを用いた。2つの仮説は嘔気・嘔吐、不安それぞれに対するリラクセーション技法の効果、他は漸進的筋弛緩法(PMR)と誘導イメージ(GI)による効果の比較に関するものであった。
分析の結果、漸進的筋弛緩法及びイメージ法は、化学療法による嘔気・嘔吐得点を軽減させるのに効果的であったが、不安得点に関しては効果を示さなかった。また、漸進的筋弛緩法(PMR)及び誘導イメージ法(GI)効果の比較において、技法による違いは見られなかった。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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