研究課題/領域番号 |
09672419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 兵庫県立看護大学 |
研究代表者 |
柴田 真志 兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (00254467)
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研究分担者 |
飯岡 由紀子 杏林大学, 保健学部, 助手 (40275318)
野並 葉子 兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (20254469)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | リハビリテーション看護 / 車椅子 / トレーニング / 筋電図 / リハビリテーション / 看護 / 筋疲労 |
研究概要 |
一般に、整形外科病棟においては、下肢の手術後、自立した生活が送れるように車椅子を用いるが、その場合、ふだん使いなれない車椅子に疲労感や筋痛を訴える患者が多く見られる。これは、健常者が日常的に行わない動作を行うため主動的に働く筋に疲労が生じたりすることや、術前術後のベッドレストによる廃用が筋疲労を招く主因であると考えられる。本研究は、(1)車椅子移動時に特異的に筋疲労が生じる筋群が上肢に存在するか否かを明らかにすることで、最も機能改善が必要な筋群を特定し、その結果から、(2)車椅子移動に有効な術前術後リハビリテーション看護プログラム開発を行い、(3)臨床現場においてその有用性を検討することであった。 その結果、若年女性の車椅子移動時の筋活動データからは、僧帽筋、三角筋、上腕二頭筋および脊柱起立筋に筋疲労が生じやすいことが認められたが、中年女性では一様な傾向は認められず、個人差が大きいことが示された。また、個人別では筋疲労が生じている筋群が存在したため、上肢筋群を中心にした簡便なリハビリと-ション看護プログラムが考察された。本研究で用いたリハビリテーション看護プログラムを臨床現場で検討したところ、「簡単」で「継続性が高い」と評価された。また、リハプログラム実施者では、車椅子使用による筋疲労や筋通を訴える者がなく、本リハプログラムはベットレストによる廃用性の筋機能低下予防だけでなく、ADLを高めるためにも有用であると思われた。
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