研究課題/領域番号 |
09672426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
櫻井 尚子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (80256388)
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研究分担者 |
溝口 麻里 東京都豊島区池袋保健所, 主事
本間 紀子 東京都練馬区保健所桜台相談所, 主事
佐々木 三男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80056605)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 加齢 / 睡眠・覚醒リズム / 活動計 / 保健指導 / 高齢者 / 保健婦 / 睡眠 / 睡眠衛生 / 睡眠覚醒リズム / 健常高齢者 / 活動量 / 睡眠相談 / 加齢変化 |
研究概要 |
【目的】在宅健常高齢者の睡眠覚醒リズムの実態を明らかにすることと、都市部の保健婦がどのように高齢者に対する「生活と睡眠に関する保健指導」を行っているかの実態と意識を調査し、高齢者の睡眠の実態を踏まえて保健指導の課題の示唆を得ることである。 【高齢者の実態】『方法』都内の在宅女性健常高齢者60か〜92歳76名を対象に、1週間の睡眠日誌と日常生活などについて訪問面接をおこない、さらに同意を得られた42名に光り検知器付き活動計アクティラムにて5〜8日間睡眠覚醒リズムの測定を行った。『結果』1.女性高齢者の1週間の睡眠パターンは、起床時刻は日曜日が最も遅く、就寝時刻および就床時刻は、曜日の差が認められなかった。(筆者の先行研究では、同地域に在住する男性高齢者は、ウイークエンドエフェクトが見られた。)2.活動計で測定された活動量のmesorとamplitudeは、80歳代でも急激な活動量の低下が認められなかった。(男性高齢者では、80歳以上は80歳未満に比べ有意に低下していた。)3.活動量の多い群は地域の世話役や商いをしている人々であり、活動量の少ない群は多くの時間を家庭の中で過ごしている人々であった。 【保健婦の実態】『方法』東京都保健所及び特別区の保健福祉分野に勤務する保健婦95施設162名(回収率58.2%)を対象に質問紙を用いて留め置き郵送法にて、平成11年1月に行った。『結果』1.睡眠に関する相談を受けたことのある保健婦は91%であり、ライフサイクル別にみると高齢者が77%と多く、相談内容は、痴呆患者の睡眠65%、睡眠薬63%、さらに高齢者の睡眠の質に関するものである。2.睡眠に関する一般相談窓口の役割を担いたいと73%の保健婦が思っているが、情報が乏しく知識が不十分であると感じ、研修や情報提供の整備、必要時には専門機関に相談できるようなシステム作りを求めている。
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