研究課題/領域番号 |
09672431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
竹内 登美子 静岡県立大学, 看護学部, 助教授 (40248860)
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研究分担者 |
松浦 京子 静岡県立大学, 看護学部, 助手 (40295556)
比嘉 肖江 静岡県立大学, 看護学部, 助手 (90290147)
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | CAI / マルチメディア / 術後看護 / 吸入法 / 臨床実習 / 学習評価 / 呼吸器合併症 / 吸収器合併症 / 学習効果 / VTR |
研究概要 |
本研究は、VTRを導入した術後看護用CAI教材を開発し、臨床看護実習のための自己学習に活用することを目指して取り組んだものである。さらに開発したCAI学習による認知領域と精神運動領域における学習効果を検証することを目的とした。 全身麻酔で手術を受けた患者の呼吸器合併症を予防するために必要な援助のうち、今回は「術後の吸入法」に関する知識と技術の学習に焦点を当て、VTR映像および音声による解説、写真などを取り入れ、従来のCAI教材よりも聴覚と視覚を刺激した、臨場感ある学習が可能なCAI教材を開発した。 次に、「全身麻酔で手術を受ける患者の看護」に関する講義を履修し、対象別臨床看護実習に出る前の看護学生で、研究同意書による同意が得られた10〜20名を対象として学習効果の検証を行った。その結果は以下の3点である。 (1) 開発したCAI教材を用いた学習のポストテスト結果は、プレテスト結果よりも有意に高く(p<0.01)、認知領域の学習効果が高まるということが検証された。 (2) 開発したCAI教材を用いて自己学習を実施した後、臨床実習において実際の患者ケアをチェックした結果は、ゴデブデル訓練方式の有効基準による、80/80基準を満たしており、精神運動領域の学習効果が高まることが示唆された。 (3) 学習者はCAI学習を好意的に受けとめ、今後もCAI学習を希望しているということが明らかになった。
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