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乳幼児の食行動が味覚感受性や心の発達に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 09680062
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学
研究機関鈴峯女子短期大学

研究代表者

岡本 洋子  鈴峯女子短期大学, その他部局等, 助教授 (70270022)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード乳幼児 / 食行動 / 味覚感受性 / 発達 / 気質 / 心の発達
研究概要

研究成果の概要は下記の通りである。
1. 年齢1〜3歳の保育園児130名(男児74名、女児56名;月齢18〜41か月)を被験児として、「家庭における食事場面の養育者による観察ならびに食事調査」「味覚感受性検査」「乳幼児発達検査」を行って、幼児初期の食事行動が味覚感受性や心身の発達にどのような影響を及ぼすのか調べた。幼児初期の食事状況と味覚感受性との間には、塩味感受性を除いて統計的に有意な関連性はみられなかった。しかしながら、幼児期初期の食事状況と発達の間には、6発達領域のうち、4ないし5領域において有意な関連性がみられた。幼児初期の健全な食事状況は、心身の発達(例えば基本的習慣、発語、言語理解の領域)に好影響を及ぼした。これらのことから、幼児初期における家庭での食事のあり方は、塩味以外の味覚感受性にはほとんど影響を及ぼさないが、心身の発達にはなんらかの影響を及ぼすのではないかと考えられた。
2. 年齢1〜2歳の家庭児33名(男児20名、女児13名;月齢18〜29か月)について、われわれが各家庭を2回訪問し、食事場面の観察(発話・食事時の表情・食事のし方等)を行ってビデオ収録した。これらの児についても、「味覚感受性検査」「発達検査ならびに気質検査」を実施した。ビデオ収録した食事場面については、発話ならびに表情等を分析し、「発話」「味覚感受性」「気質」の相互関連についても検討した。食事場面における母親の賞賛発話出現状況と気質(周期性、接近性、順応性、反応強度、気分の質)との間には相互関係が認められた。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岡本 洋子: "幼児期の食行動と心の発達" 鈴峯女子短期大学人文社会科学研究集報. 44. 41-49 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Yoko: "Eating Behavior in Infancy and Mental Development" Bulletin of the Suzugamine Women's College Cultural and Social Science Studies. Vol.44. 41-49 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡本 洋子: "幼児期の食行動と心の発達" 鈴峯女子短期大学人文社会科学研究集報. 44. 41-49 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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