研究課題/領域番号 |
09680076
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
川初 清典 北海道大学, 体育指導センター, 助教授 (80026822)
|
研究分担者 |
晴山 紫恵子 北海道女子大学, 短期大学部, 教授 (30228671)
清水 孝一 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30125322)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | クロスカントリースキー / フリー走法 / ポーリング力 / バイオテレメトリ / 無拘束計測 / エリート選手 / 優位側 / 腕外転 / スケーティング / 一流選手 / テレメトリー |
研究概要 |
クロスカントリースキーの競技力向上を目指し、このスポーツの主たる推進技術であるポーリング動作時の発揮筋力を雪上実滑走中に検出する装置、及びその検出信号を無拘束で取り出し記録する装置をシステムに組み立てた。ポーリング力の検出は軸対称のストレインゲージ法を用い、信号の取得にはバイオテレメトリを応用し、記録はデータレコーダに保存した。そして以下に示す結果を得た。 1. エリートスキーヤーでは対体重比で示されるポーリング力が通常の選手に較べて両側とも高値であり、その傾向は非優位側で強かった。 2. ポーリング力の作用する時間はエリートスキーヤーでは逆側で幾分早く、それによる加速に更に優位側ポールの力が時間を追って作用した。これに対し通常の選手では両側ポールがほぼ同時に作用していた。 3. フリー走法で多用されるダブルポーリングの技術において我国の1部のエリート選手が実用している上腕を相対的に外転させた姿勢と通常の姿勢とによる技法の違いを検討した。その結果、筋力発揮、及び走行成績とも上腕の外転姿勢による試技の方が有利な結果が得られた。 4. 上記上腕が外転した姿勢ではフリー走法の場合、より優位側に依存したポーリングとなっており走行成績の向上はこれによってもたらされていると考えられた。
|