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対人的・集団的運動の場における走能力および跳能力に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680081
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

高松 薫  筑波大学, 体育科学系, 教授 (90015727)

研究分担者 図子 浩二  鹿屋体育大学, 体育学部, 助手 (70284924)
大西 武三  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10015951)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード球技スポーツ / 疾走能力 / 跳能力 / 状況判断能力 / 発達 / タレント発掘法 / トレーニング法 / 方向変換走能力 / 直線走能力 / 5回連続跳躍 / 運動時間 / 滞空時間 / 接地時間 / 膝曲げ角度 / 先取り動作 / 調整力
研究概要

本研究では,球技スポーツのような対人的・集団的運動の場において要求される走能力および跳能力の本態を明らかにすることを目的とした。
走能力については,球技スポーツに特有の動きである各種方向変換走能力の発達およびそれに影響する要因を,運動部に所属する男女中学生を対象にして検討した。その結果,各種の方向変換走能力に優れるためには,エキセントリックなパワーに優れていることがとくに重要になるが,方向変換走能力の発達のしかたは直線走能力とかなり類似していることが認められた。このことは,中学生の段階では,専門的なトレーニングが行われない限り方向変換走能力の顕著な発達は見られないことを示唆するものである。
一方,投能力については,速さと正確さが要求される等しい高さおよびランダムな高さの5回連続跳踵の成績に影響を及ぼす技術的を,大学バレーボール,バスケットボール,陸上競技の短距離・跳躍競技者を対象にして検討した。その結果,5回連続跳躍における接地時間を短縮するための技術的要因として,着地前にあらかじめ膝関節を屈曲させる先取り動作が重要になること,および滞空時間を短縮するための技術的要因として,跳躍の高さの違いに応じて膝関節の屈曲角度を着地前に予測し調節する能力が重要になることが認められた.これらの結果は,跳躍の高さやタイミングを状況に応じて調節することが要求される対人的・集団的な動きの場での跳躍能力は,高く跳ぶことのみが要求される個人的な動きの場での跳躍能力とは異なる要因によって影響されることを示唆するものである.
本研究は,球技スポーツ競技者のタレント発掘法や体力トレーニング法を確立することを企図して行われたものである。本研究で得られた知見はその基礎として有用になろう。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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