研究課題/領域番号 |
09680136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
淵本 隆文 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (90133537)
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研究分担者 |
伊藤 章 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (80067248)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 走 / 関節モーメント / 筋電図 / 筋長 |
研究概要 |
スタートダッシュから中間疾走までの筋活動様式と筋収縮速度を明らかにするため、5名の男子短距離選手に全力のスタートダッシュを行わせ、地面反力と下肢筋電図を測定するとともに、高速度ビデオカメラで走動作を撮影した。筋・腱複合体の長さ変化を算出し、短縮速度と伸張速度の最大値および伸張・短縮サイクル(SSC)における筋活動の切り替え速度を求めた。同時に下肢関節トルクも算出し、以下の結果を得た。(1)腸腰筋は離地直前からスイング期中間時点にかけて、SSCの筋活動によって股関節屈曲トルクを発揮したが、最大伸張速度、最大短縮速度、切り替え速度は著しく低かった。(2)大腿直筋はスイング期前半において股関節屈曲トルクを発揮し、その最大伸張速度、最大短縮速度および切り替え速度は疾走速度の増加とともに高まった。(3)大殿筋はスイング期後半から接地期前半にかけて、股関節伸展トルクを発揮し、その最大短縮速度は疾走速度の増加とともに高まった。(4)外側広筋はスイング期の中間時点から接地まで短縮性筋活動を行い、接地の瞬間から接地期中間時点まで伸張性筋活動を行ったが、接地期後半に短縮筋活動は観察されなかった。(5)大腿二頭筋は、スイング期中間時点から伸張性筋活動を開始し、接地直前から短縮性筋活動に変るSSCの筋活動によって股関節伸展トルクを発揮した。、最大伸張速度、最大短縮速および切り替え速度は疾走速度の増加とともに高まった。(6)腓腹筋とヒラメ筋は接地期にSSCの筋活動によって足関節伸展トルクを発揮した。両筋は走速度の増加とともに最大伸張速度と切り替え速度は高まったが、最大短縮速度はほぼ一定の値を示した。
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