研究課題/領域番号 |
09680138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
青柳 領 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (20184054)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 幼児 / 主観的評価 / 数量化理論III類 / テストバッテリー / テストバッテリ- |
研究概要 |
幼稚園の園児、のべ693名(4歳児、670名、5歳児、323名)を対象に(1)25m走(2)障害走(幼児用ハードル走)(3)ジグザグ走(4)両足連続前方跳び(5)両足連続高跳び(6)連続両足横跳び(7)ソフトボール距離投げ(8)ボール距離投げ(9)ボール正確投げ(10)とびこしくぐりの測定を実施した。その際の様子をVTRに撮影し、後日再生し、身体各部(腕、脚、足、胴体、頭部など)に関する主観評価項目(8項目から25項目、項目数は種目ごとに異なる)について、「できている」「どちらともいえない」「できていない」という3段階の評価を2名から3名の者が別々に行った。そして、これらの結果をもとに、再現性、客観性及び妥当性の検討を行った。客観性係数は分散分析法により、妥当性は年齢及びパフォーマンス(類似した運動動作を含む)との相関係数によって求めた。その結果を踏まえて、一定の基準を満たさない項目を削除した後、数量化理論III類を用いて各項目間の類似性を示す尺度を求めた。実用性を高めるために合計点が100点から0点に分布するように一次変換し、表形式で表現した。そして、対象者のテストバッテリーの総合得点に関して、その分布形状、再現性指数、パフォーマンスや年齢との関連を検討した。その結果、人間の判断では2〜5段階程度の弁別しか可能でない評価に関して、0点から100点までの間隔尺度の評価が可能になり、より細やかな運動能力の評価が可能になり、かつ、個々の評価よりも高い再現性、妥当性をもつテストバッテリーを作成することが可能となった。
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