研究課題/領域番号 |
09680139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 山形県立米沢女子短期大学 |
研究代表者 |
矢崎 弥 山形県立米沢女子短期大学, 社会情報学科, 助教授 (70211612)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 屋外遊技集団 / 仲間集団 / 小学生 / 集団の外部構造 / 集団の内部構造 / 同年齢集団 / 異年齢集団 / 集団構造 / 屋外遊技環境 |
研究概要 |
本研究の目的は小学校高学年の生活時間・行動調査による屋外遊技集団の現状把握と屋外遊技集団の事例調査により、屋外遊技集団活性化のための基礎資料作成と契機を探ろうとするものである。まず、生活時間・行動及び活動相手調査を6月下旬〜7月初旬と10月末〜11月初旬に行い、小学生が1日の生活の中で、誰とどの様な活動をどの程度行っているか明らかにし、屋外遊技集団の活動が小学生の日常生活においてどの様な位置づけにあるのかを探った。全体の遊び時間は夏と秋とでそれ程変化ないが、屋外遊技活動時間は日の入り時間とパラレルな関係にあり、全遊び時間のそれぞれ13%と21%であり、日の入り時間の早い時期においては屋外遊技集団が形成されにくい状況にある。しかし、夏の調査において明らかであるが、仲間集団による屋外遊戯活動時間の量と一日の同年齢、異年齢による集団活動時間の量は相関関係にあり、仲間集団による活動が重要と言われる小学校高学年にとって屋外遊技集団が仲間集団活動量を左右する重要な活動となっている。 小学生の屋外遊技集団の規模は、アンケートの回答では約半数が5人以上、40%が3人〜4人であるが、実際には約半数が3人〜4人、2人が35%と少人数である。屋外遊技集団の事例調査は6月〜7月、9月〜11月に比較的恒常的に活動を行っている20の屋外遊技集団にたいして実施した。それぞれ集団の外部構造、内部の役割構造、1週間の遊技活動調査及び仲間集団に関するインタビューを行い、比較検討を行った。その結果、比較的恒常的に且つ長時間活動を持続している屋外遊技集団は、構造的には異年齢集団であること、ある程度の役割が構造化されリーダーシップを発揮するものがいること、遊ぶ種類が豊富であること、集団構成員の住居近くに遊び場及び集合場所を持っていることが明らかとなった。
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