研究課題/領域番号 |
09680190
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田中 賢二 岡山大学, 教育学部, 助教授 (90163518)
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研究分担者 |
山根 薫子 就実短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (50301718)
世波 敏嗣 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (10210783)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 前期中等科学教育 / 中学校理科 / 資源 / エネルギー / エネルギー教育 / 資源教育 / 環境教育 |
研究概要 |
資源・エネルギーに関する教育についての基礎的研究と題し、前期中等教育段階に焦点を当て、科学教科書を中心的素材として、次のような研究を行ってきた。 歴史的研究としては、環境先進国であるドイツ(東独/旧東独地区)の前期中等理科教科書(物理)における「エネルギー」の取り扱いの変遷を、明らかにした。 比較教育学的研究としては、日本・アメリカの2カ国、また、アメリカ・イギリス・ドイツの3カ国での前期中等科学教科書における「エネルギー」の取り扱いについて、それらの共通点や相違点を明らかにした。 授業研究としては、アメリカの前期中等科学教科書における「エネルギー資源」の取り扱い、また、イギリスの前期中等科学教科書における「(省)エネルギー」の取り扱いを参考にして、その試みを行った。さらに、大学教育方法の改善を兼ねて、情報収集能力育成のため、インターネット上の「資源」の取り扱いやその実践例を学生に検索・分析させた。また、比較教育学的研究方法の習熟のため、日本とイギリスの前期中等科学教科書の「資源」に関わる項目を学生に抽出・分析・検討させた。 歴史的経緯、学校制度、取り扱いの枠組みや授業展開などにより、資源・エネルギーに関して、多様な教育(目的,目標、内容、方法)が可能であることを明らかにした。しかし、評価の検討・考察は今後の課題として残すこととなった。
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