研究課題/領域番号 |
09680211
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
山西 潤一 富山大学, 教育学部, 教授 (20158249)
|
研究分担者 |
堀田 龍也 富山大学, 教育学部, 助教授 (50247508)
黒田 卓 富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
向後 千春 富山大学, 教育学部, 助教授 (00186610)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | Webデザイン / GUI / ユーザビリティ / 精神的作業負荷 / 心拍動性変動 / ユーザ・ビリティ |
研究概要 |
精神的作業負荷を心拍動性変動により明らかにするための計測装置の開発を行った。本計測システムにより、心拍動変動R-R間隔の時系列解析によって、どのような分析が精神的負荷の記述に適しているかを明らかにする予備実験を行った。本方法は村田による、情報検索作業における精神的な作業負担の測定による方法を参考に行った。 その結果、 1) R-R間隔時系列におけるピーク波とトラフ波の総和 2) R-R間隔時系列における逐次差分が正の値を取る場合の逐次差分の標準偏差 3) R-R間隔時系列における逐次差分が負の値を取る場合の逐次差分の標準偏差 の指標において、アンケート等による自覚的精神的作業負荷とのあいだで若干の相関が見られる傾向にあった。 しかしながら、WWWデザインのレベルにおいて、この指標に顕著に現れるレベルでの差異は見られなかった。 WWWにおけるフレーム構造の有無による使用者の使い勝手の良さは、アンケートレベルでは項目数が少ない場合、フレームが無い方がよいとの結果がでたり、階層構造の深さも2ないし3階層程度が負荷が少ないという結果が得られたが、生理指標レベルでの変化としてとらえることは困難であった。 また、テキスト、図形、写真、動画等モダリティの差異による興味関心度をこの精神的作業負荷の指標で測定可能かどうか試みたが、計測可能な範囲で有為な結論は引き出せなかった。今後とも、より精緻な実験を重ねて本課題の解決に努力したい。
|