研究概要 |
本研究は,中学生が,CD-ROMとインターネットという情報技術を用いて,幼稚園児や小学生という異年齢の集団をユーザとしたマルチメディア作品を作成したり,またインターネットサイトを開設する過程を,実証的に分析することによって,制作過程の特色とその成立要因を探ることを目的とした。 研究成果としては,中学校における「総合的な学習の時間」に対応した情報教育のカリキュラムを開発したことと,以下の3点での評価研究による知見が得られた。 1,幼稚園教師のリアルオーディエンスは,中学生が効果的なマルチメディア作品を制作するうえで効果的であった。 2,マルチメディア作品の再構成プロセスは,ユーザの特性理解に効果的であった。 3,総合学習カリキュラムの開発は,マルチメディア作品の制作を取り入れた情報教育において効果的であった。
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