研究課題/領域番号 |
09680243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
桑原 隆 筑波大学, 教育学系, 教授 (60073920)
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研究分担者 |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
塚田 泰彦 筑波大学, 教育学系, 助教授 (50163762)
磯田 正美 筑波大学, 教育学系, 助教授 (70212967)
江口 勇治 筑波大学, 教育学系, 助教授 (50151973)
長洲 南海男 筑波大学, 教育学系, 教授 (90018044)
清水 静海 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20115661)
山口 満 筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 全米教育スタンダード / 全米数学教育スタンダード / 全米科学教育スタンダード / 全米言語教育スタンダード / 州の教育スタンダード / 市民性と政府に関する全米スタンダード / インターネット / 全米学校カウンセリングプログラムスタンダード / 各教科の教育スタンダード / イクイティ / スクールカウンセリング / ホールランゲージ / STS / 探究 / 「道徳的モデル」と「市場モデル」 |
研究概要 |
第一部では1990年代からの米国の教育改革の動向と密接な関わりをもった全米教育スタンダードの位置づけとその特色がその内容範囲と捉え方の観点より解明がなされ、近年におけるこの教育スタンダードへの賛否両面の議論と新しい見方も解明された。第二部では、 1.数学科教育の全米スタンダードについて、まず、NCTMによる1989年版と1999年の改訂版のドラフトの内容との比較により、後者が特に内容的には一層のテクノロジィー重視であることが鮮明になった。第二はカリフォルニア州の1997年での州アカデミー審議会と教育委員会両者のを比較検討した結果、前者の方がより基礎的内容の重視であった。2.科学教育では、まず、NRCによる1996年の全米科学教育スタンダード(NSES)以降の近年の批判を解明した結果、それらは根本的否定ではなく、今後への方向付けの観点からと見做せた。次は、36州の科学スタンダードを目標や内容構成に関する7点より評価した結果、州によってその評価は多様であることが分かった。3.社会科教育、特にCCE(公民教育センター)の政治教育スタンダードに焦点化してその内容及びパフォーマンスのスタンダードとCCEの作成したシラバスの内容との比較より、両者の関連を示す内容の構成図を明らかにできた。4.全米言語教育スタンダードの中のリテラシーとコミュニケーション教育に焦点化し、インターネットを活用した3つの事例展開の紹介された。5.教育臨床学ではASCAの1997年の全米学校カウンセリングプログラムスタンダードの開発の歴史とその過程が解明され、さらにこのスタンダード内容の解明がなされた。アメリカの学校教育における全米標準化運動は以上のような多面的な観点よりかなり解明できたが、全米50州各州毎との対応には十分な資料が公表されていないこともあって解明不十分な点が今後の課題となった。
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