研究課題/領域番号 |
09680244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
細渕 富夫 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (10199507)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 障害児教育 / 学習障害児 / 知的障害児 / 高校教育 / 教育課程 / 精神遅滞児 |
研究概要 |
軽度精神遅滞児(知的障害児)・学習障害児の高校教育の実態について、新聞報道資料に基づき全国的状況を検討した。その結果、(1)数は少ないながらも各地で知的障害児が公立高校に合格していること、(2)定時制高校への進学が多いこと、(3)それは、東京・千葉・神奈川・埼玉等で特に多いこと、(4)高校「特殊学級」の設置を求める運動が散発的に展開されていること、等が明らかとなった。 また、知的障害児や学習障害児を多数受け入れている高校の教育過程について調査した。知的障害児が多数学んでいる高校として、大分県・竹田南高校を取り上げた。この高校では、生活教養学級を設けて知的障害児や不登校児を受け入れ、障害に応じた体験的学習を主体にした教育過程を設けていた。学習障害児を受げ入れている高校としては、平成ll年4月北海道・芦別に開校された広域通信制高校を取り上げた。この高校は自然を生かしたスクーリングを重視し、木工、陶芸、炭焼き、酪農などを生徒の希望に応じて実習できるように体験的カリキュラムを用意している。通信制高校という制約はあるものの、自分のペースで、自分の好きな教科を自由に選択できるカリキュラムは学習障害児にとっては必要な配慮であろう。 現在の高校教育改革では障害児の問題がまったく考慮されていないが、高校希望者全入に近い状況で、彼らを高校教育で受け入れる方策を検討すべき段階にきている。障害に適した学科・コースを設け、軽度知的障害児や学習障害児の高校教育を保障することは、高校教育の個性化・多様化の観点からも検討すべき課題であろう。
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