研究課題/領域番号 |
09680288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
武藤 文夫 立教大学, 文学部, 教授 (20103898)
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研究分担者 |
江口 勇治 筑波大学, 教育学系, 助教授 (50151973)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 規範 / 規範教育 / 倫理 / 社会 / 民主主義 / 協働 / 生活 / 人間性 / 道徳教育 / 人間 / 教科間 |
研究概要 |
研究成果報告書の概要は下記の通りである。 1. 規範意識の教育においては、教科の枠にこだわらず、授業における教師の個性的在り方、教師と子ども、子どもと子どもの関係における個性的な相互性の保障、授業方略としての目標の明確性、動的性格、柔軟な調整可能性を確保することの大切さ等を明らかにし、今後の実践研究の在り方の方向性を原理的に示した。 2. 中学校において「正義」のテーマで規範の学習に関する実験授業を実施し、子どもたちが公正さに関する規範をどのようにとらえているか、授業によってどのように問題としうるか、正義や公正さについての基本的な見方や考え方とはなにか等について、具体的に示した。なお、正義原理が道徳教育と公民教育の交差領域にあるため、今後カリキュラム面でより充実されるべきことを提起した。 3. アメリカで開発された“Law-Related Education"(法教育と訳出)のカリキュラムのひとつである“Foundations of Democracy"(『民主主義の基礎』、Center for Civic Education,CA)の「権威」の学習を事例にして、規範学習のひとつのモデルを示し、今後のわが国の規範の教育での扱い方について論究した。 4. 前記のアメリカのカリキュラムのうち、「権威」についてのテキスト(1997年版、カリキュラム開発は1977年)を訳出し、アメリカにおいて「権威」ないし「規範」がどのようにとらえられ、子どもたちがどのような方法において学習しているかを、詳細に報告した。
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