研究課題/領域番号 |
09680295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大島 資生 (1998) 東京大学, 留学生センター, 講師 (30213705)
山中 玲子 (1997) 東京大学, 留学生センター, 助教授 (60240058)
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研究分担者 |
山中 玲子 法政大学, 能楽研究所, 助教授 (60240058)
前田 直子 東京大学, 留学生センター, 講師 (30251490)
大島 資生 東京大学, 留学生センター, 講師 (30213705)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 上級日本語 / 日本語教育 / 日本文化 / 日本社会 / 聴解 / 大学院生 / 家族 / 聴き取り |
研究概要 |
従来の日本語教育においては、初級教育が最も重点的に研究されてきており、中・上級の教育法や教材研究は、相対的に手薄であった。最近は中・上級用の教材についても徐々に開発は進んでいるが、その場合も、大学入学をめざす若年齢層の学生向けのものが多く、年齢も知的水準も高い大学院レベルの留学生の要求に、十分応え切れているとはいえない。 本センターではこれまで、上級レベルの学生を対象に、専門書の読解・高度の聴解・討論等の授業を行い、教材や授業法など蓄積しつつある。本研究は、そうした、これまで蓄積し、試用してきた上級クラスの個々の材料を、学生の反応などを反映させて整理しなおし、設問等を補充し、解説などを付け加える作業を行うことにより、それぞれ一つの教材として完成させることを目的とした。さらに、それらの個々の教材を、半年で行う一つのコースの教材としてまとめ、その上で、一定期間を通しての試用を行い、その結果をフィードバックして、改善させ、完成させた。 その結果、最終的に完成した教材は以下の3点である。すべてビデオ教材を用いる総合教材であり、聴解はもちろん、読解・作文・討論等に応用できるよう、作成されている。 (1)『僕は9歳の能楽師』 (2)『日本文化・日本事情PART1』 (3)『日本文化・日本事情PART2』 これらは、本センターの最上級レベルである集中コース特別クラスおよび、一般コース日本文化・日本事情のクラスにおいて、平成9年度から10年度にわたって実際に使用された。
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