研究課題/領域番号 |
09680299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤原 雅憲 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (10156929)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 間接性発話 / 関連性理論 / 前提 / 遂行性 / 日本語教育 / 発話力 / テクスト / 機能主義 / 発話分析 / 間接性 / 機能シラバス |
研究概要 |
本研究では、1.語用論に進むための前提となる文の線条構造の記述、2.間接性発話の位置づけ、3.間接性発話を支える前提、4.間接性発話が持つ遂行性を誘発する要因、5.発話の遂行性に対する相づち、6.間接性発話を許す社会的通念、7.日本語教育における間接性発話の扱い方、について分析を行ってきた。 1では、発話の持つ文法的意味の成り立ちを明らかにした。2では、文法的意味が最大に発揮される発話と間接性発話が階層的な構造をなしていることがわかった。3では、提案の機能を持つ発話の一意性について検討した。4では、グライスの関連性理論を援用し、間接性発話を、述べ立て文、条件文、疑問文に分類し、それらが文法的意味以上の解釈を受ける要因を明らかにした。そこでは、非常識的な状況の告知、さらに行為遂行能力の有無の問いかけが発話の遂行力を生み出していることがわかった。5では、「そうですか」という相づちが、先行発話の命題内容に対するもの以外に、発話意図に対するものも存在することがあきらかになった。6では戦前に出版された日本語教科書を分析し、当時の社会通念が背景にある発話の存在を明らかにした。7では、機能主義に基づいて作成された現行の日本語教科書を分析し、学習者と教授者の間に存在する意味理解の乖離を明らかにした。
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