研究課題/領域番号 |
09680300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
迫田 久美子 広島大学, 教育学部, 助教授 (80284131)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 言語処理ストラテジー / 日本語の習得 / 助詞「に」「で」 / 指示詞コ・ソ・ア / 第二言語習得 / 第一言語習得 / 言語環境 / 中間言語 / ユニット形成 / JSLとJFL / 格助詞ニとデ / 否定形 / L1とL2 / 日本語学習者 / 習得過程 / 否定表現 / 学習者の文法 / 格助詞ニ・デ / 誤用 / 学習ストラテジー / パターン形成 |
研究概要 |
平成9年度〜平成11年度にかけて以下の研究を行い、平成12年度にはそれらの研究成果をまとめた。以下の報告する。 【誤用を誘発する日本語学習者の言語処理ストラテジー】 指示詞コソアに関する習得研究において、学習者は指示詞が名詞と接続する場合には、その名詞の属性である抽象名詞か具体名詞かによってソとアの使い分けが行われることを明らかにした。場所を表す助詞「に」と「で」に関する習得研究において、指示詞と同様に名詞とのユニットを形成していることが分かった。 また、初級から中級にかけて日本語学習者は否定形を習得していく過程において、「じゃない」を否定の標識として付加するストラテジーをとることも明らかにした。 【第一言語習得と第二言語習得の違い】 発話内における指示詞コソアの習得過程を第一言語と第二言語とで比較すると、その習得傾向には違いが見られ、周囲のインプット源である母親や日本語教師の指示詞使用に影響を受けている可能性が示唆された。 【教室指導の影響に関して】 韓国における日本語学習者のデータを収集することができ、JFLとJSLの習得のデータベースを作成した。また、自然習得学習者の縦断的調査を1年間行った。
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