• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ネットワーク環境における学術情報メディアの変容の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680403
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

上田 修一  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50134218)

研究分担者 村主 朋英  愛知淑徳大学, 文学部, 助教授 (70230000)
倉田 敬子  慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (50205184)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード学術情報 / 科学コミュニケーション / 電子メディア / インターネット / 電子雑誌 / 歴史学 / 経済学 / 学術雑誌 / e-print archive / 物理学 / ネットワーク / 情報検索 / データベース / 電子メール / 心理学 / 医学
研究概要

本研究は、ネットワーク環境下に移行する中で、学術情報伝達メディアの役割の変容を明らかにしようとするものである。科学コミュニケーションのモデルを前提とし、さらには研究過程を含む学術研究全体におよぼす電子メディアの影響を明らかにする。自然科学、社会科学、人文科学の各分野に視野を広げ、電子メディア調査と面接調査に質問紙調査を組み合わせた手法を用い、具体例と全体像とを明らかにした。平成9年度には、方法の開発を行いつつ、心理学分野の調査を行った。平成10年度には、心理学の調査結果の分析を進める一方、物理学分野の調査を行った。また、電子メディアの中で特に重要である電子雑誌の実態を調査した。平成11年度には、物理学の調査結果の分析とともに、新たに人文科学として歴史学、社会科学として経済学における調査を行った。また電子雑誌の調査を継続した。
調査結果からは、大学ではインターネットの利用環境は比較的よく整備され、コンピュータや電子メディアの利用は浸透しつつあること、科学コミュニケーションの観点からするとフォーマルコミュニケーションよりもインフォーマルコミュニケーションにおいて電子メディア利用が進んでいることが明らかになった。物理学におけるe-print-archiveは、ネットワークとデータアーカイブ機能を用いた新しい学術情報伝達システムであるが、他の分野に広がるわけではなく、学術雑誌を中心とした既存の伝達システムに組み込まれていると言える。電子版のみの学術雑誌が成り立たない現状から見て、電子メディアは、学術情報の公的な伝達過程には大きな影響を与えたいと考えられる。しかし、研究過程における電子化は定着している。その利用態度について、経済学では、電子メールなどによる情報交換を重視する研究者とWWWによる情報検索と入手を重視する研究者とに分かれる傾向がみられた。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 倉田敬子 他: "ネットワーク環境下における日本の心理学研究者の研究行動"日本図書館学会年報. 44(4). 143-158 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田修一 他: "経済学研究者の電子メディア利用"Library and Information Science. 40. 30-48 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 倉田敬子 他: "物理学研究者の電子メディア利用に関する実態調査報告"1999年度三田図書館・情報学会論文集. 1999. 41-44 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田修一 他: "電子化された学術雑誌の提供の動向"1999年度三田図書館・情報学会発表論文集. 1999. 33-36 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 村主朋英: "歴史学におけるインターネット情報源の構造と利用状況"第47回日本図書館情報学会発表要綱. 1999. 9-12 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田修一 他: "電子メディアは研究を変えるのか"剄草書房. 250 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KURATA Keiko et al.: "Research Activities and Electronic Media Use in the Networked Sisuation"Annals of Japan Society of Library Science. Vol.44, No.4. 143-158 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UEDA Shuichi, et al.: "The Electronic Medium change Research Activities"Tokyo, Keio Shobo. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 倉田敬子 他: "ネットワーク環境下における日本の心理学研究者の研究活動"日本図書館学会年報. 44(4). 143-158 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 倉田敬子 他: "物理学研究者の電子メディア利用に関する実態調査報告"1999年度三田図書館・情報学会論文集. 1999. 41-44 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田修一 他: "電子化された学術雑誌の提供の動向"1999年度三田図書館・情報学会論文集. 1999. 33-36 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 倉田敬子: "日本の物理学研究者にみられる情報メディア利用の変化"第47回日本図書館・情報学会研究大会発表要綱. 1999. 57-60 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 村主朋英 他: "歴史学におけるインターネット情報源の構造と利用状況"第47回日本図書館・情報学会研究大会発表要綱. 1999. 9-12 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上田修一 他: "インターネットは研究を変えたのか"勁草書房. 250 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 倉田敬子: "心理学研究者のコンピュター及び電子的情報源の利用" 三田図書館・情報学会研究大会論文集. 1998. 33-36 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 上田修一: "電子化された学術雑誌の提供と利用" 日本図書館学会研究大会発表要綱. 1998. 95-98 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 上田修一他: "インターネットWWW上の研究情報源の分類" 三田図書館・情報学会研究大会論文集. 1997. 25-28 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 倉田敬子他: "電子メディア環境下における研究者コミュニケーション" 三田図書館・情報学会研究大会論文集. 1997. 29-32 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi