研究概要 |
今日の大量生産システムによって生産されるアイテム(製品)の品質ライフサイクル(生産・消費・廃棄のサイクル)の基本的評価は急務の課題である.すなわち,品質のライフサイクルのコスト評価,環境評価,再資源評価について新しいパラダイムを構築することである.以下の項目について研究成果を得た. アイテムの信頼性・保全性の研究は品質ライフサイクル・アセスメントの基本的な研究であり,今後も研究を続けなければならない重要なテーマである.在庫を考慮した保全システムについて研究した.過剰在庫とそれに付随した過剰生産,あるいは在庫不足とそれに付随した生産効率の低下など,在庫システムに関する多くの研究成果を得た. ソフトウェアの信頼性は重要な研究テーマである.品質ライフサイクル・アセスメントの立場からもソフトウェアの信頼性は最も急務なテーマである.ソフトウェア信頼度成長モデルの構築とその評価及び最適ソフトウェア・リリース問題について研究成果を得た. 品質ライフサイクル・アセスメントの立場からアイテム(製品)の信頼性及び保全性についての基本的な研究を展開した.今後はより一般的なモデルを構築し,その品質ライフサイクル・アセスメントをより詳細に研究すべきである.本研究が品質ライフサイクル・アセスメントの基礎的研究に貢献した.
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