研究課題/領域番号 |
09680427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中井 達 九州大学, 経済学部, 教授 (20145808)
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研究分担者 |
古川 哲也 九州大学, 経済学部, 助教授 (00209165)
時永 祥三 九州大学, 経済学部, 教授 (30124134)
岩本 誠一 九州大学, 経済学部, 教授 (90037284)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 動的決定モデル / 不完備情報 / 学習理論 / 社会経済システム / 動的計画法 |
研究概要 |
平成9年度の研究では、不完備情報の社会経済システムに対して、動的決定モデルの理論がどのように応用できるかを考えた。そのために、これまで得られた結果を整理統合するとともに、関連する文献を収集・整理することに重点をおいた。また、社会経済システムに対する決定問題を、多段検定の問題としてとらえ数理モデル的に分析するとともに、基礎的性質についての検討を試みた。 平成10年度の研究では、前年度に引き続き不完備情報の社会経済システムに対して、動的決定モデルの理論がどのように応用できるかを考えた。また、理論的な研究についても、さまざまな角度から理論を深化させ、基礎的事項についていろいろ検討し改善・発展させることを試みた。 この研究では、不完備情報の社会経済システムに対して、動的決定モデルの理論がどのように応用できるかを考え、確率的な動的決定モデルとして定式化することを試みた。この結果、基本的には動的決定モデルを応用する可能性があるとの見通しが得られた。また、不完備情報の動的決定モデルとして定式化するための条件をはじめ、基礎的理論についてさらに有効な手段を提供する可能性があるとの見通しも得られている。 これまでの研究で得られた結果について、日本オペレーションズリサーチ学会、経営情報学会、電気情報通信学会、情報処理学会、The Fourth Conference of the Association of Asian-Pacific Operational Research Societies、OR 98(International Conference on Operations Research)、1998 International Symposium on Nonlinear Theory and Applicationsなどの内外の学会・研究会・国際会議等の機会をとらえて公表し、これらの発表とあわせて研究論文の形で公刊してきた。
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