研究課題/領域番号 |
09680434
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
宋 相載 広島工業大学, 工学部, 助教授 (30248281)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 循環型生産システム / ライフサイクル設計 / 環境配慮の製造工法 / 意思決定支援システム / ライフサイクルアセスメント / 知識データベース / 機械材料選定 / 最適シミュレーション / ライフサイクル製造 / リサイクル支援生産管理 / 材料選定 / 統合化生産 / リサイクル / 環境配慮製品設計 / 製品ライフ・サイクル / インセンティブ設計 |
研究概要 |
本研究では、製品の全ライフサイクルにわたり省資源・省エネルギー、環境負荷最小化に主眼をおいて、製品設計、製造、リサイクルに関連する諸意思決定問題を、迅速かつ経済的に継続支援できる「製品環境情報支援システム」の開発を狙いとした。その実現に向け、以下4つの分析手法・支援ツール・要素技術を開発し、公表を行った。 1 ライフサイクル製品設計・製造支援システム 製品の初期の設計・開発段階から多面的に環境影響側面を考慮して製品環境データを収集・分析し、省資源・省エネルギー、リサイクル容易性や有害物質削減、低エミッションを可能にするため、環境に適合した工業材料の選定、部材の形状や寸法決定、製造プロセス選定、などに関する意思決定問題を継続的に支援できる知識データベースの構築と環境情報支援システムを開発した。 2 リサイクル支援生産管理システム 不確実性や情報非対称性を補うため、リサイク処理業者、素材・部品メーカをインターネットで結び、最適シミュレーション技法を基軸として、各自の生産・リサイクル進捗状況に応じて必要な時必要なデータを収集・応用することで、継続的改善を可能にするリサイクル支援生産管理システムの開発を試みた。 3 循環型生産システムの継続的改善支援ツール 性能-機能-コスト-環境対応がバランス取れた意思決定のリサイクル性評価、環境影響評価、ライフサイクルコスト評価などは、環境データ収集のモニタリング機能、環境目標達成の診断機能、ライフサイクル計画の最適シミュレーション機能、環境データの傾向分析・予測機能、という4つの機能によって継続的改善支援を可能にした。 4 最適インセンティブ設計 回収率を高めるため、リサイクル処理業者、素材・部品メーカを内部組織化して協調性を持たせ、循環型生産活動の推進によるリスク配分と利益シェアリングの効果的なスキームを開発した。
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