研究課題/領域番号 |
09680505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 南山大学 (2000) 三重大学 (1997-1999) |
研究代表者 |
目崎 茂和 南山大学, 総合政策学部, 教授 (80101187)
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研究分担者 |
長谷川 均 国士舘大学, 文学部, 教授 (80208496)
前門 晃 (前角 晃) 琉球大学, 法文学部, 教授 (60190287)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 石垣島 / 白保サンゴ礁 / サンゴ礁環境変化 / 河川土砂流出 / 赤土汚染 / 土地改良事業 / 流域変化 / 土地利用 / 土砂流出 / サンゴ礁 / モニタリング / 環境変化 / 白化現象 |
研究概要 |
石垣島・白保のサンゴ礁環境とそれに流入すると轟川からの河川土砂流出の関係を解明するため、平成9〜11年のほぼ8月中旬〜9月上旬に現地モニタリング調査を実施した。また土砂流出の大きな要因になる轟川流域の土地改良事業による土地利用の経年変化や、台風など降雨記録などの気象を解析した。豪雨時の轟川河口からの土砂流出による濁水拡散状況等も、地元研究協力者に観察記録の協力をえて実施し、多くは河口北側への濁水拡散とともに南側への拡散頻度が増大する傾向が得られた。当初、サンゴ礁の礁原上3ヶ所に予定した側線は、初年度に設置したブロックの流失などで2ヶ所となり、平成10年からは、南端部の1ヶ所の側線のみが有効になり、デジタルビデオカメラで、造礁サンゴ・海藻・底質などを連続で水中映像として記録した。この3年間の記録では、河口から離れた南側の側線ほど、さらに浜から沖側ほど、塊状ハマサンゴなどの生存率が高い、生サンゴ被覆率が高いことが認められ、轟川河口から土砂流出の影響が南に波及し、サンゴ礁環境悪化を起こしていると結論づけた。また1998年の大規模な白化現募が起こり、地球温暖化によるサンゴ礁環境変化が同時に進行した。
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