研究課題/領域番号 |
09680566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機科学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山田 晴夫 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (10175664)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 糖脂質 / ファイトアレキシンエリシター / 糖鎖クラスター構造 / 固相合成 / オルソゴナルグリコシル化 / ワンポットグリコシル化 / シリルリンカー / 分子動力学計算 / フッ化糖 / フェニルチオ糖 / チオ糖 / 糖タンパク質 / 連続グリコシル化 / リンカー |
研究概要 |
細胞表面を覆っている糖タンパク質や糖脂質などの糖鎖は外部から見分けるための認識分子として重要な役割を果たしている。これらの糖鎖は細胞膜状の異なるドメインに局在的に存在し、クラスター構造をとることが明らかにされている。今回、その機構解明を目的として固相合成を利用した糖鎖の合成について検討を行った。固相上で糖鎖を合成することにより、擬似的に糖鎖のクラスター構造を再現可能であると考えられる。固相合成を行うにあたり、ポリマー部と糖鎖部をつなぐリンカーには、水酸基の保護基として汎用的に利用されているシリル基を用い、グリコシル化反応に用いる種々の活性化基、活性化剤、保護基の組み合わせを検討し、固相合成に適したグリコシルドナー・アクセプターの探索を行った。その結果、ベンジルエーテルで保護されたアームドなチオ糖、フッ化糖をドナーとし、アームドなアクセプターをもちいてグリコシル化反応を行うと、ほぼ定量的に反応が進行することを明らかにした。また、チオ糖とフッ化糖を交互に用いる固相オルソゴナルグリコシル化反応について検討を行い、効率的な糖鎖の固相合成法を確立した。さらに、液相ワンポットグリコシル化と固相オルソゴナルグリコシル化を組み合わせたコンバージェントなアプローチにより、固相上でファイトアレキシンエリシター活性を有する7糖の合成に成功した。糖鎖クラスター構造を解明するために、分子動力学計算とリングカレント法を用いて糖鎖の水溶液中のコンホメーションについて検討を行った。その結果、BG/SA溶媒和モデルを考慮し、モンテカルロ法を組み合わせた分子動力学計算法が、糖鎖クラスター構造を解明する上で有効な方法論になることを明らかにした。
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