研究課題/領域番号 |
09680712
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
|
研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
松影 昭夫 愛知県がんセンター, 生物学部, 部長 (90019571)
|
研究分担者 |
山岸 正裕 通産省工業技術院, 生命工学技術研究所, 主任研究官 (00220252)
山口 政光 愛知県がんセンター, 生物学部, 室長 (00182460)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 生殖系列細胞 / ショウジョウバエ / differential dusplay法 / differential display法 / 生殖系列 / 遺伝子発現 / cDNAクローニング |
研究概要 |
生殖系列において増加もしくは減少するmRNAを以下の方法で探索する。知られている変異の中で極細胞質の局在化に異常になるものうち、その局在化の経路の最も下流で作用する遺伝子がtudor(tud)である。(tud)の変異体は極細胞を形成できず、腹部形成にも異常を持つ。tudの変異およびtudの下流で作用するnanos(nos)の変異を入手し、これら3種の系統の雌ホモ接合体から生まれた胚RNAを単離した。標準胚がらもRNAを単離した。以上4種のRNAを用いてdifferential displayを行ない、標準胚に存在するが、tudには見られないRNAを検出する。また、逆にtudに存在するが、標準胚には見られないRNAを検出する。次に、得られたcDNAをプローブとしてin situ hybridizationを行ない、極細胞質が存在する後極や極細胞に局在しているかどうか判定するとともに、その塩基配列を決定する。最終的に、23個の候補遺伝子をクローニングし、in situ hybridizationにより発現パターンを調べたが、生殖系列およびその他の局在性をしめすものはみられなかった。シークエンス及び既知の遺伝子とのホモロジー検索の結果、23個のうち、既知の遺伝子とホモロジーがみられたものは以下の4つである。similar to uridine kinase 、yeast SCO1 protein 、yeast CBF5/rat nucleolar protein NAP57、Drosophila three rows protein 未知のものについては今後さらに機能を調べる必要がある。
|