研究課題/領域番号 |
09680869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
杉山 一男 近畿大学, 工学部・工業化学科, 教授 (00088577)
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研究分担者 |
岡田 清孝 近畿大学, 医学部, 助手 (20185432)
松尾 理 近畿大学, 医学部, 教授 (40030879)
白石 浩平 近畿大学, 工学部・工業化学科, 助教授 (10196602)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | エチルホスホリルコリン / ポリジメチルシロキサン / ブロックコポリマー / マクロアゾ開始剤 / ヒドロゲル層 / ポリエーテルウレタン / 血漿タンパク質 / 抗血栓性 / 2-(メタクリロイルオキシ)エチルホスホリルコリン / O-メタクリロイル-L-セリン / ミクロ相分離構造 / 抗血栓性材料 |
研究概要 |
テトラメチルシロキサン(TMDS)を主鎖に含むポリウレタン尿素(PEUU-Si)をエチレンジアミンを鎖延長剤とし、3-ビス(ヒドロキシプロピル)テトラメチルヂシロキサン存在下、テトラヒドロフランと4,4-ジフェニルメタンジイソシアネートの重付加から得た。TMDS成分はPEUU-Si表面に局在し、血漿アルブミンを吸着した。 2-(メタクリロイルオキシ)エチルホスホリルコリン(MPC)成分で表面修飾したポリエチレンテレフタレート(PMPC-g-PET)をプラズマ照射-後重合法で得た。PMPC-g-PETはオリジナルPETより血漿タンパク質の吸着を抑制し、マウス繊維芽細胞L929や血小板の粘着を抑制した。 セリンやプロリンで修飾したポリメタクリル酸メチル微粒子をO-メタクリロイルセリンあるいはO-メタクリロイルプロリンとメタクリル酸メチルの乳化重合から得た。アミノ酸基は粒子表面に配向しており、タンパク質の吸着を効果的に抑制した。 PMPC、ポリ[2-(ヒドロキシエチル)メタクリレート]、ポリ(2,3-ジヒドロキシプロピルメタクリレート)、ポリ(1-メタクリロイルオキシズルシトール)を親水性セグメントとする一連のポリジメチルシロキサンブロックコポリマーをポリジメチルシロキサン型アゾ開始剤を用いて対応するモノマーのラジカル重合から得た。親水性セグメントは水中で表面付近に配向した。このような親水性の表面はタンパク質の吸着をポリジメチルシロキサンより抑制した。また、PMPCを含むブロックコポリマーはL929細胞と血小板の粘着を抑制した。
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