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運動反応の選択過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関九州大学

研究代表者

志堂寺 和則  九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 助教授 (50243853)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード運動反応 / 反応時間 / 筋電位 / 事象関連電位 / 認知判断 / 選択反応時間 / 筋電子 / ウエーブレット
研究概要

1.研究背景
申請者のこれまでの研究から、単純な運動を行う場合(以下では単一型運動反応)と複雑な運動を行う場合(以下では複合型運動反応)とを被験者に行わせた場合、単一型運動反応の方が複合型運動反応よりも反応がおそいことがわかっている。この結果は、これまでの運動プログラミング理論ではまったく説明ができない。刺激を知覚してから反応するまでのどの部分で運動の違いが生じているのかまったくわかっていない。
2.目的
単一型運動反応と複合型運動反応の違いが、刺激を知覚してから反応するまでのどの部分で差が生じるのか実験的に検討する。
3.方法
単一型運動反応と複合型運動反応を組み合わせた選択反応時間課題をおこなっているときの脳波(事象関連電位)、筋電位、反応時間を測定する。
4.結果と考察
筋電位の潜時と反応時間において、従来の知見どおり、単一型運動反応の方が複合型運動反応よりも長かった。しかし刺激提示をトリガーとした脳波の加算平均波形から推定した事象関連電位のP300成分のピーク潜時には単一型運動反応と複合型運動反応の違いはなかった。P300は刺激の認知に関連すると言われているので、以上の結果から、単一型運動反応と複合型運動反応の違いは、刺激を認知してから出力器(本研究の場合は指)に運動指令を出すまでの間に発生していることが推定できた。脳波信号については、さらにウェーブレット変換を用いた単一P300の推定もおこなった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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