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学際的な協同問題解決場面における「ものの見方・考え方」の役割

研究課題

研究課題/領域番号 09710085
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関名古屋大学

研究代表者

岡田 猛  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (70281061)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードものの見方・考え方 / 仮説検証 / 心理学 / 学際的共同研究 / 認知的制約 / 協同問題解決 / ものの見方 / 認知心理学
研究概要

各学問分野の研究者の間では、それぞれの分野に特有の「ものの見方・考え方」が共有されており、そのような「ものの見方・考え方」を理解することが、「学際的な共同研究」のプロセスを解明するための第一ステップであると思われる。すなわち、「学際的な共同研究」とは、「ものの見方・考え方」の異なる研究者が携わるダイナミックな認知活動とみなすことができるのである。
そこで本研究では、心理学者の「ものの見方・考え方」の特徴の一つとして、「仮説検証型の研究スタイル」を取り上げ、そのような「ものの見方・考え方」が、心理学のコミュニティの中でどのように形成され、研究活動においてどのような役割を果たしているのかという問いに答えることを目的とした。本研究では、学会誌「心理学研究」の歴史的分析や「心理学研究」や「教育心理学研究」等の学会論文の執筆者を対象にした質問紙調査、科学的問題解決に関する認知心理学的実験の結果等に基づき、「研究の実施」「論文の審査」、「研究者の教育」という研究活動の3つの側面において、そのような「ものの見方・考え方」の役割を検討した。その結果、心理学者の「ものの見方・考え方」としての「仮説検証型の研究スタイル」が、心理学史上のある時期に、論理実証主義の科学哲学等の影響を受けて形成され、それが心理学のコミュニティーの中で受け入れられ、現在の研究活動においても重要な認知的制約としての役割を果たしている様子が明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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