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学習障害児及び言語障害児の言語発達援助技法開発のための臨床心理学的基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710093
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関九州大学

研究代表者

遠矢 浩一  九大, 教育学部, 講師 (50242467)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード学習障害 / 言語障害 / 遊戯療法 / 心理劇
研究概要

本研究は、学習障害や言語発達遅滞を有する児童の言語発達を促すための方法論について臨床心理学的視点から検討を行ったものである。言語発達に障害を有するクライエントに対する個別遊戯療法、心理劇の技法を取り入れた集団療法場面でのセラピストの援助行動特徴の比較を行った結果、両セラピー場面でのセラピストの相互作用特性に違いが認められることが明らかとなった。すなわち、個別セラピーにおいては、クライエントに対する行為の促しやモデリングのなどの活動への「誘いかけ」、セラピスト自身の気持ちや行動を言語的に明確化して表現するセルフト-クやこどもの気持ち・行動を言語的に明確化するパラレルト-クなどの「叙述」といった言語行動が多かったことが明らかとなった。一方、集団療法においては、こどもから情報を引き出すように質問したり、その場の状況をわかりやすくこどもに説明し、理解を深めるための「確認」という言語行動がセラピストから多く遂行されていたことがわかった。これらの結果から、セラピストは個別・集団という異なるセラピー環境において、クライエントとの相互作用の様態を変え、クライエントに併せて自分の行動を微調整し、クライエントの自発的な言語行動を引き出すべく努力していたことが示された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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